タイトル

お口の中には常に細菌が存在し、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌膜を作って歯に付着しています。最近では、この膜はバイオフィルムと呼ばれており、虫歯も歯周病もこのバイオフィルムが原因で起こります。
バイオフィルムは歯に強力に付着するため、歯ブラシではなかなか取り除くことができません。一度お口の中を全体的に治療しても、また、虫歯や歯周病になってしまうのは、このバイオフィルムが原因だったのです!
そこで、このバイオフィルムをはがしとる最も効果的な方法として、「PTC」があります。

<PTCってなぁに?>

P=Professional(プロフェッショナル)
T=Tooth(トゥース)
C=Cleaning(クリーニング)
の略です。
「専門家によって歯の掃除をすること」です。

●虫歯や歯周病予防をしたい方
●こどものムシ歯予防
●お口の中をすっきりさせたい方
●矯正中の方で、うまくブラッシングできない方
●かぶせ物やブリッジ、インプラントを入れている方
(自分では磨けないような所まできれいになります)

1.プラークの染め出し
 汚れが赤く染まる薬を使ってプラークを染め出します。赤く染まるところがプラーク(歯垢)です。このプラークが虫歯や歯周病の原因となっているのです。

2.クリーニングペースとの塗布
 汚れの付き具合を見て粒子の細かさや効能が適しているペーストを選びます。歯の表面、歯と歯の間、歯のつけねの部分にクリーニングペーストを塗ります。ペーストを使う事で効率良く汚れを落とす事が出来、機械を使う事で生じる発熱を押さえる事ができます。

3.歯の清掃
 a.プラスティックのチップ(先端につけるもの)を使って歯と歯の間の汚れを落とします。
 b.次に歯肉を傷つけないように、やわらかいラバーカップ(ゴム製)を使用して、歯と歯肉の境目の汚れを落とします。
 c.山型ブラシで汚れの落としにくい咬合面の溝をきれいにします。細かい部分まで全てきれいにします。

4.口の中の洗浄
 さわやかな洗浄液で口の中をきれいに洗い流します。

5.フッ素の塗布
 PTC後は、バイオフィルムが破壊され、歯質を強くするフッ素が浸透しやすい状態にあります。そのため、フッ素を塗布することで知覚過敏、虫歯を予防します。

Q.PTCだけで、虫歯や歯周病は治るの?

A.PTCはあくまでもケア行為ですから、それだけで病気は治りません。しかし、プロのクリーニングによってお口の中の細菌レベルが低くなれば、それだけ治療効果も高くなります。

Q.PTCで歯は白くなるの?

A.歯の表面の着色は落とせますが、歯の色そのものは変わりません。

Q.PTCは誰が行うの?

A.歯科医師が行う場合もありますが、通常は歯科衛生士が行う事が多いです。

Q.PTCを行う際に痛みはないですか?

A.使用する機械は、やわらかいゴム材です。痛みを伴う事はありません。

Q.PTCは一回行うだけでよいのですか?

A.人により様々ですが、通常は口の中の歯周病菌は2ヶ月間で元の状態に戻ってしまいますので、3〜4ヶ月に一度の間隔で受けると良いでしょう。

Q.PTCにかかる費用はどれくらいですか?

A.保険が適用できます。患者さんのお口の中の状態によって異なりますが、ご負担金は
2,000円〜3,000円です。